外反母趾について

外反母趾とは

 

外反母趾とは足の親指が「く」の字に曲がり、親指の付け根が内側、指先が外側に向いてしまう

進行性の病気です。

 

日本では靴の歴史が浅く病気という認識も乏しいですが、近年は日本でも急速に増加しています。

 

しかし、外反母趾はわかっていないことがたくさんある病気です。

 

 

外反母趾の診断 

 

そもそも外反母趾の診断には統一されたものがありません。

 

最も一般的な方法では,

親指の付け根を先端とする骨①と親指の付け根から出てる骨②との角度③を測ります。

 

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元々ある程度の角度はついてるものです。

 

外反母趾診療ガイドラインでは20度以上のものを外反母趾としています。

 

他に15~20度を軽度、20~40度を中等度、40度以上を重度と分類されているものもあり、バラバラとなっています。

 

 

外反母趾の原因は?

 

外反母趾の原因も実は不確定な要素があり、確定した原因というものは判明されていません。

 

その中でこれは影響してるだろうと言われているものを紹介します。

 

①足の形 

 

人の足の形には

 

エジプト型

ギリシャ型

スクエア型

 

というものがあります。

 

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その中でエジプト型は親指が一番長く、外反母趾になりやすいと言われています。

 

②靴

 

靴を履くだけで外反母趾は発症しやすいと言われています。

 

特に足先の細いピンヒール靴やパンプスは外反母趾の発症確率を高めると言われています。

  

9cmのヒールを履くと足先に体重の9割がかかってしまうという報告もありました。

 

 

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③性別

 

外反母趾は女性に多く、その原因は女性の方が足先の細い靴を履く為だと言われています。

 

しかし、靴を履いていない民族の外反母趾の発症率を男女別で比較した研究でも

 

女性の方が外反母趾になっている確率が高いようです。

 

つまり、靴の影響が関係なくても女性の方が外反母趾になりやすいようです。

 

④遺伝 

 

外反母趾には遺伝が関わっています。

 

足の形は家族の誰かとそっくりになる事が多く、外反母趾になっている方のその家族は発症率がかなり高いです。

 

家族で外反母趾になっている方がいれば、自分も外反母趾になってしまう可能性が高いということが言えます。

 

 

外反母趾の症状 

 

①変形

外反母趾は親指が「く」の字に曲がります。

 

進行すると親指が人差し指の下に潜り込んでしまうこともあります。

 

ただ単に曲がるだけではなく、

親指が内側に捻れてしまい、脱臼、痛みの原因となってしまうこともあります。

 

さらに、指の変形だけでなく、巻き爪もなりやすくなります。

 

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②痛み

親指が「く」の字に曲がると付け根の内側が突出していきます。

 

これはバニオンと呼ばれており、発赤、痛みを伴います。

 

また、親指が内側に捻れてしまうことで、神経を圧迫して痛みが生じることがあります。

 

外反母趾の痛みの部位としては、

 

「く」の字の突出部、

親指の関節部

人差し指の付け根

人差し指の甲側

足の甲

 

などで足の痺れを伴うこともあります。

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③胼胝(タコ)

足は元々アーチと呼ばれるドーム上の形をしています。

 

外反母趾になると、このアーチは低くなり、人差し指や中指の付け根が下に沈み込んでしまいます。

 

そして指の付け根部分に体重が多くかかり、タコが生じてしまいます。

 

親指以外の指が曲がってしまい、指の甲側にタコができることもあります。

 

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外反母趾の治療

 

外反母趾は放置しても良くならないと研究結果で判明しております。

 

治療しなければ改善しないのですが、

その治療には手術と保存療法があります。

 

手術については調べた事を下記に記載します。

 

 

手術療法

 

 

手術を勧められる方・勧められない方

 

インソールや鎮痛剤といった方法では

痛みやタコが改善しない、靴が履けない方、親指が人差し指の下に入り込んでいる方、術後の安静が守れない方は手術を勧められないと思います。

 

術後にハイヒールが履けなくなる可能性もあり、今後もハイヒールを履きたい方も手術適応外となるそうです。

 

手術方法

 

手術は骨切り術という足の指の骨を切って、曲がってしまった指を矯正する方法です。

 

近年主流になりつつあるDLMO法

皮膚切開が少なく、患者の負担が少ないようです。

 

手術時間は30分~2時間程度のようです。

 

術後の合併症

 

感染症

骨癒合不全(偽関節)

骨壊死

再発

深部静脈血栓症

肺塞栓症

 

怖い合併症がずらっと並んでいます。

 

しかし、これは可能性の話です。

病院側としては一応説明しなければいけないもので記載されていると思います。

 

合併症の確率などはお医者さんにきちんとお話を聞くことをお勧めします。

 

麻酔

 

全身麻酔または局所麻酔で術式により異なっているようです。

 

入院期間

 

多くの病院で4~10日間で退院のようです。

 

リハビリも兼ねて2ヶ月入院、抜糸まで入院(2週間程度)という方もおられるようです。

 

DLMO法だと日帰りも可能となっている病院もあります。

 

術後の経過

 

抜糸も術式により異なるようですが、多くの病院で2週間~となっています。術後すぐに歩行練習も可能のようですが、

 

装具やギプスをつける

歩行練習はするが松葉杖を使用

しばらくは体重はかけない等

 

病院によって対応は様々なようです。

 

元の普通の靴を履けるようになるまでは2ヶ月、運動再開までは3ヶ月

 

というのは多くの病院でも言われています。

 

また、手術した足はむくみやすいようです。

 

退院後の通院

 

始めは1~2週間おき

3ヶ月以降は3~6ヶ月間おき

 

となっており少なくても術後1年間は通院が必要なようです。

 

費用

 

片足で15万~30万

両足同時でさらにプラス10万

 

記載されているものがあります。

入院費等で病院それぞれ価格が違うと思われます。

 

 

保存療法

 

①靴選び

 

外反母趾の原因が靴にあるように、

自分に合った靴を履くだけで痛みが改善すると言われています。

 

足のサイズは長さだけでなく、

幅や甲の高さ、周径など人により様々です。

 

自分の足の長さとウィズ(幅と周径から算出)を知ることから始めましょう。

 

靴は自分のサイズから+0.5cmまで

 

ウィズはちょうどの物を選ぶ場合もあれば、あえて細めの方が良い等様々です。

 

専門家に測ってもらい、どんな靴が良いか相談する事をお勧めします。

 

靴は踵が硬いものを選んでください。

 

踵の骨は結構動きます。

踵をしっかり包み込んで固定してくれる靴を履くと安定しやすくなります。

 

次に靴を折り曲げた時に、つま先側1/3で折り曲がるものが良いです。蹴り出す時に足が曲がる部分がしっかり曲がるものです。

 

また、紐靴など調整機能のあるものがお勧めです。

 

間違いやすい靴選び 

 

外反母趾の方は親指の付け根が当たってしまう為、幅の広い靴を選ぶことが多いと思います。

 

幅の狭い靴は外反母趾の原因となりますですが、実は幅の広い靴も外反母趾の悪化の原因になります。

 

外反母趾の方は足のアーチが崩れています。

 

適切なサイズの靴は、足のアーチを作る補助をしてくれます。

 

しかし、幅広の靴はしてくれません。

 

靴の中で足が泳いでしまい、余計に負担がかかってしまいます。

 

靴を選ぶ際は

痛みがない事を最優先にして良いですが、あまりにも広すぎる靴は避けた方が良いです。

 

②外反母趾体操

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写真のように

親指にゴム紐などを引っ掛けて親指を広げる体操です。

 

外反母趾の方は

親指を外側に向ける筋肉が過剰に働いたり、縮んでしまっています。

 

この体操で伸ばしましょう。

 

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続いて足の指のグーパー体操です。

 

足のグーパーを行うことで、

足底筋と呼ばれる足のアーチを作ってくれる筋肉が鍛えられます。

 

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タオルを下に置いて、

足の指で手繰り寄せる運動も足の指の筋肉を鍛えることができます。

 

③中敷調整

 

続いて靴の中敷を調整することです。

 

人は立ったり、歩いたりする時に足でバランスをとっています。

 

足は一見あまり動かないように見えますが、非常に複雑な動きをしています。

 

アーチが崩れていると

一部分に負担がかかってしまったり、バランスを保くなったりする為、外反母趾になってしまいます。

 

中敷はそのバランスの崩れを調整するものです。

 

当店のオーダーメイドインソールは

一般に販売されている中敷とは違います。

 

お客様の足を鍛える為に作製するからです。

 

中敷にアーチの形をした物を入れると

足の崩れは少しは予防できると思います。

 

しかし、アーチの崩れた足は筋肉の作用がアンバランスとなっており、再び痛みが生じたり、外反母趾が進行してしまう可能性もあります。

 

当店では理学療法士が

お客様の姿勢、動作、症状を見て

 

どの筋肉を鍛えるか判断し、それをパッド調整を行うことで足の筋肉を鍛えるよう促していきます。

 

作製後のフォローも行っており、足の状態の変化に合わせて再調整も行っております。

 

足は取り替えることができません。

 

靴を履いていない家の中でも楽に過ごしていただくよう、これからの人生を楽しく過ごせるように。

 

そんな思いで作製します。

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以上、外反母趾についてまとめてみました。

 

どうすれば良いか悩んでおられる方はたくさんいらっしゃると思います。

 

当店でお力になれることがありましたら、喜んでお手伝い致します。

 

無料相談もしておりますので、ホームページの予約からお問い合わせ頂けたら幸いです。

 

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